赤ちゃんのげっぷ出し、これで大丈夫!新米ママのための安心ヒント
赤ちゃんのげっぷ出し、難しく感じていませんか?
新しい家族を迎えて、毎日の授乳やおむつ交換、寝かしつけなど、慣れないお世話に奮闘されている新米ママさん、本当にお疲れ様です。その中でも、「げっぷ出し」がうまくいかずに悩んでいるというお声を耳にすることがあります。
授乳の後、赤ちゃんがなんだか苦しそうにしている、吐き戻しが多い気がする、一生懸命背中をトントンしてもげっぷが出てこない…。「これで合っているのかな?」「私にはうまくげっぷを出させてあげられないのかも」と不安に感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、大丈夫です。げっぷ出しは、赤ちゃんによってコツが必要だったり、その時々で出やすさが違ったりするものです。そして、初めての経験で難しく感じるのは、決してあなただけではありません。
この記事では、赤ちゃんのげっぷ出しがなぜ大切なのか、そしていくつかの基本的な方法や、うまくいかない時のヒント、さらにげっぷが出なかった場合の考え方についてお伝えします。肩の力を抜いて、前向きな気持ちで取り組むヒントになれば嬉しいです。
なぜ赤ちゃんのげっぷ出しは大切なのでしょう?
赤ちゃんは、授乳中におっぱいやミルクと一緒に空気を飲み込んでしまうことがよくあります。このお腹にたまった空気が原因で、お腹が張ったり、不快感を感じたり、吐き戻しにつながったりすることがあります。
げっぷを出すことは、この飲み込んだ空気を外に出してあげて、赤ちゃんがより快適に過ごせるように助けてあげるためのお世話の一つなのです。げっぷが出ると、赤ちゃんがスッキリして、その後のねんねも落ち着くということもあります。
基本的なげっぷ出しの方法を試してみましょう
げっぷ出しの方法はいくつかありますが、ここでは代表的な方法をいくつかご紹介します。赤ちゃんの様子や、ママやパパが抱っこしやすい姿勢など、やりやすい方法を試してみてください。
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縦抱きで背中を優しくさする、またはトントンする方法
- 赤ちゃんの顎を肩に乗せるように、縦に抱っこします。
- 片方の手で赤ちゃんの体を支え、もう片方の手で背中の真ん中あたりを下から上に優しくさすり上げたり、リズミカルに軽くトントンしたりします。
- この時、赤ちゃんの背中が少し丸まるような姿勢になるように抱っこすると、空気が出やすくなることがあります。
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お座りさせて体を支える方法
- ママやパパの膝の上に赤ちゃんを浅く座らせるような姿勢にします。
- 片方の手で赤ちゃんの胸とお腹を支え、少し前かがみになるように抱っこします。この時、赤ちゃんの顎を優しく支えて首がグラグラしないように注意します。
- もう片方の手で、背中を優しくさすったり、トントンしたりします。
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うつ伏せ抱き(腕に乗せる)で背中をさする方法
- 片方の腕に赤ちゃんの体をうつ伏せに乗せるように抱っこします。赤ちゃんの頭が腕のひじ側、足が手のひら側に来るようなイメージです。
- 赤ちゃんの体が少し斜めになるようにすると、空気が出やすくなることがあります。
- もう片方の手で背中を優しくさすります。
どの方法でも、焦らず、数分間続けてみることが大切です。赤ちゃんもママもリラックスして行うのが一番です。
うまくいかない時のヒントと、げっぷが出なかったら?
「一生懸命やったのに、げっぷが出ない…」そんな時もありますよね。でも、心配しすぎないでください。
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少し時間を置いて再チャレンジ
- すぐにげっぷが出なくても、少し抱っこしたまま様子を見たり、一度体勢を変えてからもう一度試してみたりすると、出てくることがあります。
- 授乳中に一度休憩を挟んでげっぷを促し、また続きをあげるという方法もあります。
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赤ちゃんによって個性があります
- げっぷが頻繁に出やすい赤ちゃんもいれば、あまり出ない赤ちゃんもいます。
- 方法の向き不向きや、その日の赤ちゃんの調子によっても違ってきます。
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げっぷが出なくても大丈夫なことも
- 赤ちゃん自身で自然に空気が出ている場合や、少量の空気であれば特に不快感なく過ごせる場合もあります。
- げっぷが出ないまま寝てしまっても、その後特に苦しそうな様子や大量の吐き戻しなどがなければ、無理に起こしてまで出させる必要はありません。ただし、寝かせる際には、吐き戻しによる誤嚥を防ぐために、顔を横向きにするなどの注意が必要です。
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焦らなくて大丈夫
- げっぷ出しは、赤ちゃんもママも少しずつ慣れていくものです。すぐに完璧にできなくても全く問題ありません。練習するうちに、赤ちゃんの「出やすい姿勢」や「タイミング」がなんとなく分かってくることもあります。
完璧を目指さなくて大丈夫。赤ちゃんのペースで
げっぷ出し一つをとっても、「これでいいのかな?」「うまくいかない」と悩んでしまうのが新米ママさんです。でも、真面目に一生懸命取り組んでいるからこそ、そう感じるのですね。
大切なのは、げっぷを「完璧に」出させることではなく、赤ちゃんが少しでも快適に過ごせるようにサポートしてあげるという気持ちです。
もしげっぷが出なくても、赤ちゃんが泣かずに穏やかに過ごしているなら、それはそれで大丈夫なサインかもしれません。赤ちゃんの様子をよく観察しながら、無理なく、焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて色々な方法を試してみてください。
あなた自身も、肩の力を抜いてリラックスする時間を大切にしてください。頑張りすぎず、完璧でなくても大丈夫。あなたと赤ちゃんにとって心地よい方法がきっと見つかります。