赤ちゃんとの触れ合いタイム 新米ママのための簡単なベビーマッサージヒント
赤ちゃんとの触れ合いは心と心のコミュニケーション
生まれたばかりの赤ちゃんとの毎日、慣れないことばかりで時間に追われていると感じるかもしれません。授乳やおむつ替え、寝かしつけといったお世話に加えて、自分の時間もなかなか持てず、心身ともにちょっぴりお疲れ気味の新米ママもいらっしゃることでしょう。
そんな慌ただしい日々の中でも、赤ちゃんとの触れ合いの時間を持つことは、親子の絆を深め、お互いにとって心安らぐひとときとなります。特にスキンシップは、赤ちゃんが安心感を得るためにとても大切です。今回は、日々の生活に簡単に取り入れられる、赤ちゃんとの触れ合いや、難しく考えないベビーマッサージのヒントをお届けします。
なぜ赤ちゃんとの触れ合いが大切なのでしょう
赤ちゃんにとって、ママやパパに優しく触れてもらうことは、自分が愛され、大切にされていると感じる最初のコミュニケーションです。肌と肌が触れ合うスキンシップには、赤ちゃんだけでなく、触れる側の大人にもリラックス効果や幸福感をもたらすホルモンが分泌されると言われています。
また、適度な刺激は赤ちゃんの心身の発達を促すとも考えられています。ベビーマッサージというと難しそうに感じるかもしれませんが、本格的なものでなくても、優しく撫でたり、話しかけながら体に触れたりするだけでも十分なスキンシップになります。
毎日に取り入れたい簡単なスキンシップとベビーマッサージ
「特別な時間を作らなきゃ」と気負う必要はありません。おむつ替えの時、お風呂上がりの着替えの時、授乳の後など、日常生活のちょっとしたタイミングで優しく触れてみましょう。
ここでは、誰でもすぐにできる簡単な触れ合い方をご紹介します。
- 優しく全身を撫でる
- 赤ちゃんがリラックスしている時に、頭からつま先まで、毛並みを整えるように優しくゆっくりと撫でてみましょう。特に背中やお腹は赤ちゃんが心地よく感じやすい部分です。
- 「気持ちいいね」「すべすべだね」などと優しく語りかけることも忘れずに。
- 手足の曲げ伸ばし
- 赤ちゃんの関節はとても柔らかいので、優しくサポートしながら手足をゆっくりと曲げたり伸ばしたりする運動も良いでしょう。
- 歌を歌いながら行うと、赤ちゃんも喜びます。
- お腹のマッサージ(注意して)
- お腹の張りが気になる時などは、おへその周りを「の」の字を書くように優しくさすってあげるのも良いですが、食後すぐや機嫌が悪い時は避けましょう。赤ちゃんのお腹に直接触れる場合は、清潔な手で、温かさを感じさせながら行うことが大切です。
- 顔のマッサージ
- 赤ちゃんの小さな顔を、指の腹で優しく撫でてみましょう。おでこ、ほっぺた、あごなどをそっと触れることで、安心感を与えられます。
ちょっとしたヒント
- マッサージオイルやローションは、赤ちゃんの肌に合うものを選び、必ずしも必要ではありません。乾燥が気になる場合は少量を使う程度で良いでしょう。
- 始める前に、ママの手を温めておくと赤ちゃんがびっくりしません。
- 赤ちゃんの機嫌が良い時、眠い時や空腹時は避けましょう。赤ちゃんが泣いたり嫌がったりしたら、すぐにやめてください。
- 完璧に手順通りに行う必要はありません。赤ちゃんとの触れ合いを楽しむこと自体が一番の目的です。
難しく考えず、ママも一緒にリラックス
ベビーマッサージやスキンシップと聞くと、専門的な知識が必要なのではと構えてしまうかもしれません。でも、一番大切なのは「赤ちゃんに触れたい」というママの優しい気持ちと、優しく温かい手です。
完璧なマッサージをしようと思うのではなく、「今日は少し時間があるから、あんよを優しく撫でてみようかな」「おむつ替えの後にお腹をちょっぴりさすってみよう」というくらいの気持ちで大丈夫です。
触れているうちに、赤ちゃんの体の柔らかさや温かさを改めて感じることができ、日々の育児でちょっぴり張り詰めていた気持ちも、ふっと緩むのを感じられるかもしれません。
我が子とのペースで、触れ合いを楽しんで
赤ちゃんとの触れ合い方は、本当に様々です。抱っこする、歌いかける、目を合わせる、そして優しく触れること、その全てが赤ちゃんとの大切なコミュニケーションです。他の赤ちゃんと比べて「うちの子はスキンシップが好きじゃないのかも」と心配になる必要はありません。それぞれの赤ちゃんに合った、心地よい触れ合い方があります。
今回ご紹介したヒントが、新米ママの皆さんが我が子との触れ合いの時間を、もっと心穏やかに、そして前向きに楽しむきっかけとなれば嬉しいです。
毎日頑張っている自分もたくさん褒めて、赤ちゃんとの貴重な時間を大切に過ごしてくださいね。