赤ちゃんとのお出かけを快適に! 抱っこひも・ベビーカー選び方・使い方 新米ママのための心強いヒント
新米ママの皆さん、こんにちは。「個性きらめく子育て日和」編集部です。
新しい家族が増えて、少しずつおうちの外へも出てみようかな、とお考えになる頃かもしれませんね。初めての赤ちゃんとのお出かけは、楽しみな気持ちと同時に、ちょっぴり不安を感じることもあるかと思います。特に、移動手段として欠かせない抱っこひもやベビーカー選びで、種類がたくさんあって迷ってしまう、というお声をよく聞きます。
この記事では、赤ちゃんとのお出かけをサポートする抱っこひもとベビーカーについて、新米ママさんのよくある疑問や悩みに寄り添いながら、選び方や使い方のヒントをご紹介します。
抱っこひもとベビーカー、それぞれの特徴
まず、抱っこひもとベビーカーには、それぞれ違った良さがあります。どちらが良い、悪いということではなく、シーンや赤ちゃんの月齢、そしてママやパパの状況に合わせて使い分ける方が多いようです。
抱っこひもの特徴
- メリット:
- 赤ちゃんとの距離が近く、安心させやすい
- 両手が空くため、買い物や上の子との手つなぎなどがしやすい
- 公共交通機関の利用や、狭い場所、階段の上り下りなどで小回りが利く
- コンパクトに持ち運べるタイプが多い
- デメリット:
- 長時間使用すると肩や腰に負担がかかりやすい
- 夏場は暑さを感じやすい
ベビーカーの特徴
- メリット:
- ママやパパの体への負担が少ない
- 赤ちゃんが寝てしまったときもそのまま移動しやすい
- 荷物カゴがあり、荷物を載せられる
- 赤ちゃんと適度な距離を保てる
- デメリット:
- 場所を取り、持ち運びや収納にスペースが必要
- 階段や段差、人混みでは移動が難しい場合がある
- 公共交通機関の利用時に折りたたむなどの手間がかかることがある
新生児期から使えるタイプもありますが、赤ちゃんの成長に合わせて適したものが変わってくることもあります。
抱っこひも選び方のヒント
様々な種類の抱っこひもがありますが、新米ママさんが選ぶ際に注目したいポイントはいくつかあります。
- 安全性: 赤ちゃんの姿勢が安定し、落下などの危険がない構造であること。必ずSGマークなどの安全基準を満たしているか確認しましょう。
- 体への負担軽減: 赤ちゃんの体重が増えても、肩や腰への負担が分散される設計になっているか。幅広の肩ベルトや腰ベルト付きのタイプがおすすめです。
- 着脱のしやすさ: 赤ちゃんを抱っこしながらでも簡単に装着・調節できるか。練習が必要なものもありますが、使いやすいものを選ぶとストレスが減ります。
- 赤ちゃんの快適さ: 赤ちゃんの股関節や背中に無理のない姿勢が保てるか。赤ちゃんの顔がママの体に密着しすぎないかも確認しましょう。
- 試着してみる: 可能であれば、赤ちゃんと同じくらいの重さの人形などを使って試着してみるのが一番です。実際に装着してみることで、フィット感や使いやすさがよくわかります。
ベビーカー選び方のヒント
ベビーカーも多くの種類があり、迷いますよね。新生児期から使う場合は、以下の点を参考にしてみてください。
- 月齢対応: 新生児期から使える「A型」や、「A型B型兼用」のタイプを選びます。リクライニング機能がフラットに近い角度まで倒れるものが新生児には適しています。
- 機能性: 両対面式になるか(赤ちゃんの顔が見えると安心です)、シートのクッション性、幌(ほろ)の大きさ(日差しや風よけになります)などを確認します。
- 操作性: 店舗で実際に押してみて、小回りが利くか、片手で操作しやすいかなどを試しましょう。タイヤの大きさも走行性に影響します。
- 重さ・折りたたみやすさ: 持ち運ぶ機会が多いか、集合住宅の階段があるかなど、ご自身の生活スタイルに合わせて重さを考慮します。片手で簡単に折りたためるかどうかも重要なポイントです。
- 居住環境との相性: エレベーターの有無、玄関の広さ、車への積載など、普段の生活でどのように使うかを具体的にイメージしてみましょう。
完璧な「これひとつ」はなくても大丈夫
抱っこひももベビーカーも、たくさんの種類があって「どれが一番良いの?」と悩んでしまうのは当然です。でも、考えてみてください。おうちの中と外、ちょっとそこまでのお散歩と、電車に乗って遠出、雨の日と晴れの日…育児のシーンは本当に様々です。
だからこそ、「完璧なこれひとつ」を見つけようと頑張りすぎなくても大丈夫です。お住まいの環境や、よくお出かけする場所、そして何より「自分が使いやすいな」「赤ちゃんが心地よさそうだな」と感じるものを選ぶのが一番大切です。最初は一つから始めて、必要になったら買い足す、という考え方でも全く問題ありません。
お店で店員さんに相談したり、自治体の両親学級や子育てサロンなどで実際に試したり、先輩ママの意見を聞いてみるのも参考になります。
使い方にも少しの工夫を
せっかく選んだ抱っこひもやベビーカーも、正しく使うことでより快適になります。
- 抱っこひも: 赤ちゃんの顔と体の向きをママと密着させ、赤ちゃんの背中がCカーブになるように調節します。ベルトは緩すぎず、きつすぎず、ご自身が楽に感じる位置に調節しましょう。鏡を見て、赤ちゃんの位置が適切か確認するのも良い方法です。
- ベビーカー: 乗せる前に必ずブレーキがかかっているか確認します。段差を乗り越える際は、無理に進まず、前輪を上げてから後輪を上げるなど、安全に配慮しましょう。赤ちゃんから目を離さないことも大切です。
まとめ
抱っこひもやベビーカー選び、そして使い始めには少し戸惑うこともあるかもしれません。でも、これらのアイテムは、赤ちゃんと一緒に新しい世界へ踏み出すためのお手伝いをしてくれる心強い味方です。
「これで合っているかな」と不安になったら、もう一度取扱説明書を確認したり、専門家や信頼できる人に相談してみてください。一人で抱え込まず、色々な人の知恵を借りながら、ご自身と赤ちゃんにとって一番心地よい方法を見つけていくプロセスを楽しんでいただけたら嬉しいです。
赤ちゃんと一緒に、無理のないペースで、楽しいお出かけの思い出をたくさん作ってくださいね。