個性きらめく子育て日和

赤ちゃんとのおうち時間をもっと楽しく！新米ママのための遊び方ヒント

新しい家族が増え、おうちでの時間が増えた新米ママさん。目の前のかわいい赤ちゃんとの日々はかけがえのないものですが、「うちの子、家でどうやって遊んであげたらいいんだろう？」と、ふと立ち止まって考えてしまうこともあるかもしれません。

「まだ小さいから遊びなんて必要ないのかな？」「何か発達に良いことをしてあげなきゃ」と、プレッシャーを感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。一人きりで家で過ごす時間が多いと、他の赤ちゃんとの様子と比べてしまったり、これでいいのかな、と不安になったりすることもあるかもしれませんね。

この時間で、新米ママさんが少しでも心穏やかに、おうちでの赤ちゃんとのかかわりを楽しむためのヒントをお伝えできたら嬉しく思います。

赤ちゃんにとっての「遊び」とは？

私たちが想像するような「遊び」は、少し先の月齢になってからかもしれません。特に生後間もない赤ちゃんにとっての「遊び」は、もっとシンプルで日常的なものです。

例えば、

• ママやパパの顔を見つめること
• 優しく話しかけてもらうこと
• 歌を聴かせてもらうこと
• 体に触れてもらうこと（マッサージや抱っこ）
• 周りの音や光を感じること

これらは全て、赤ちゃんが五感を使い、世界を学び、ママやパパとの愛着関係を育む大切な時間。「遊び」というと特別なことをしなければ、と思いがちですが、普段の関わりそのものが赤ちゃんにとっての「遊び」であり、成長の糧になっているのです。

生後間もない赤ちゃんとのおうち時間の過ごし方ヒント

それでは、具体的にどんなことができるでしょうか。月齢はあくまで目安ですが、赤ちゃんの様子を見ながら取り入れてみてください。

生後すぐ～2ヶ月頃

この頃の赤ちゃんは、視力も聴力も発達途中。ママやパパの存在を強く感じ取る時期です。

• 語りかけ・歌: 赤ちゃんの顔を覗き込み、優しく話しかけたり、子守唄などを歌ってあげましょう。声のトーンや表情の変化が心地よい刺激になります。
• 触れ合い: オムツ替えや着替えの時などに、優しくマッサージをしたり、肌と肌を触れ合わせたり。ママの手の温かさや感触が赤ちゃんに安心感を与えます。
• 視覚刺激: 赤ちゃんの視界に入るように、ゆっくりと顔を動かしたり、白黒のモビールなどシンプルなものを見せてあげたり。じっと見つめてくれる時間も愛おしい遊びです。

3ヶ月～4ヶ月頃

首がすわってきたり、目で物を追うのが上手になったり、手足を活発に動かすようになります。

• 手足の動きをサポート: 赤ちゃんの手を持って優しく揺らしたり、足を持って自転車こぎのように動かしたり。自分の体の存在に気づくきっかけになります。
• 音の鳴るおもちゃ: ラトルなど、振ると音が出るおもちゃを赤ちゃんの近くで鳴らしてみましょう。音のする方を向いたり、手を伸ばそうとしたりする様子が見られます。
• 鏡遊び: 割れない鏡を赤ちゃんの前に置いてみましょう。鏡の中の自分やママの姿に興味を持つことがあります。

大切なのは「特別なこと」より「一緒の時間」

「知育に良い」「発達を促す」といった言葉を聞くと、何か特別な知育玩具を用意したり、難しいことをしたりしなければ、と考えてしまうかもしれません。でも、高価なおもちゃや教材は必須ではありません。

身近にあるもの、例えば、

• タオルの感触
• ビニール袋をくしゃくしゃする音（赤ちゃんから目を離さずに！）
• お鍋をスプーンで優しく叩く音
• 絵本の読み聞かせ

なども、赤ちゃんにとっては新鮮で面白い刺激になります。一番大切なのは、ママやパパが心穏やかに、赤ちゃんとの時間を楽しもうとする気持ちです。

頑張りすぎなくても大丈夫

毎日完璧に遊んであげる必要はありません。寝不足でつらい日、気持ちが乗らない日だってあります。そんな時は、無理せず、ただ隣に座って赤ちゃんの寝顔を見つめたり、抱っこしながら家の音楽を聴いたりするだけでも十分です。

赤ちゃんは、ママやパパがそばにいてくれるだけで安心します。ママがリラックスしていることが、赤ちゃんにとって何より心地よい環境なのです。

自分らしいおうち時間を見つけて

他の家庭の様子や情報に触れると、どうしても比べてしまうことがあるかもしれません。「うちはこれで大丈夫かな？」と不安になることもあるでしょう。でも、子育てに「これが絶対の正解」はありません。

あなたの赤ちゃんにとって、そしてあなた自身にとって心地よいペースや過ごし方がきっとあります。今日ご紹介したヒントも参考にしながら、ぜひ自分らしいおうち時間の楽しみ方を見つけていってください。

赤ちゃんと一緒に笑ったり、新しい発見を喜んだり、時にはうまくいかなくてため息をついたり。その全てが、かけがえのない「個性きらめく子育て日和」です。

無理せず、あなたのペースで、赤ちゃんとの毎日を楽しんでくださいね。応援しています。