赤ちゃんのうんちの色や回数、これで大丈夫？新米ママのための安心ヒント
初めての育児、毎日赤ちゃんのお世話をしている中で、小さな変化にも敏感になりますよね。特に「うんちの色や回数」「げっぷが出ない」「吐き戻しが多い？」など、赤ちゃんの体のサインを見て、「これで大丈夫かな？」と不安になることは、多くの新米ママが経験することです。
一生懸命お世話しているからこそ、心配になってしまうのは自然なこと。でも、赤ちゃんが私たちに教えてくれるサインには、その子のペースや個性もたくさん含まれています。ここでは、赤ちゃんのうんちや体の反応について、少し心が軽くなるような見守りのヒントをお伝えします。
赤ちゃんのうんち、色や回数は多様です
赤ちゃんのうんちは、その日によって色や硬さ、回数が変わることがよくあります。
- 色: 黄色、黄緑色、茶色、まれに白っぽい・黒っぽいなど、様々な色があります。特に母乳の子は黄色っぽい色や、緑っぽい色になることもあります。ミルクの子は黄色や黄土色が多い傾向があります。
- 回数: 生後間もない頃は1日に何度も出る子もいれば、数日に一度まとめて出る子もいます。成長とともに回数は落ち着いてくることが多いです。
- 硬さ: 水っぽいものから少し形があるものまで、幅があります。
大切なのは、赤ちゃんの機嫌や、おっぱい・ミルクの飲み、おしっこの量など、全体的な様子と一緒に見ることです。赤ちゃんが元気で機嫌が良く、おっぱい・ミルクをしっかり飲んでいて、おしっこも十分に出ているようであれば、うんちの色や回数が少し変化しても、成長の過程であることがほとんどです。
ただし、白っぽい便が続く場合や、明らかに黒い便、または鮮血が混じるといった場合は、念のためかかりつけ医や保健師さんに相談することをおすすめします。
げっぷや吐き戻しについて
授乳後、げっぷをさせるのは赤ちゃんの負担を減らすために大切なことですが、「うまく出せない」「時間がかかる」と焦ってしまうこともあるかもしれません。また、少量のミルクや母乳を吐き戻してしまうこともよくあります。
- げっぷ: 授乳中に空気も一緒に飲んでしまうことがあるため、それを出すための生理現象です。必ず出さなければいけないものではなく、寝かせ方や抱き方で自然に出ることもあります。出なくても、赤ちゃんが苦しそうにしていなければあまり気にしすぎなくても大丈夫です。
- 吐き戻し: 特に月齢の低い赤ちゃんは、胃の形が未熟なため、少しの刺激や満腹で吐き戻しやすい傾向があります。「ミルクを噴水のように吐く」「飲むたびに大量に吐く」「吐き戻しが増えて体重が増えない」といった様子が見られる場合は、医師に相談しましょう。そうでなければ、成長とともに自然と落ち着いてくることが多いです。
他の赤ちゃんと比べないで大丈夫
育児をしていると、どうしても他の子と比べてしまうことがあります。「〇〇ちゃんのうんちは毎日出るのに」「△△ちゃんのげっぷはすぐに出るらしい」そんな情報に触れると、自分の子のことで不安になってしまうかもしれません。
でも、赤ちゃんの成長のペースや体の個性は一人ひとり違います。うんち一つとっても、回数も色もその子なりに意味があります。他の子と比べるのではなく、目の前のあなたの赤ちゃんのいつもの様子を見てあげることが大切です。昨日と比べてどうか、今日の機嫌はどうか。小さな変化に気づいてあげられるのは、一番近くで見守っているママだからこそです。
不安になったら一人で抱え込まないで
うんちや体のサインで不安になった時、インターネットで調べすぎて余計に心配になってしまうこともあるかもしれません。そんな時は、ぜひ信頼できる人に相談してみてください。
- 地域の保健センターや助産師さん
- かかりつけの小児科医
- 子育て支援センターのスタッフさん
- 経験のある家族や友人
専門家や経験者に話を聞いてもらうことで、具体的なアドバイスがもらえたり、「大丈夫ですよ」という言葉に安心できたりします。
大切なのは「完璧」ではなく「見守る」こと
赤ちゃんのうんちの色や回数、体の反応は、赤ちゃんが元気であることや、成長していることのサインでもあります。一つ一つのサインに一喜一憂しすぎず、「こんな日もあるんだな」とゆったり構えることも大切です。
毎日完璧なお世話をしようと気負いすぎなくて大丈夫。赤ちゃんのペースに合わせて、あなた自身の体も心も大切にしながら、この貴重な時期を見守っていってください。あなたと赤ちゃんが、毎日を心地よく過ごせるよう、応援しています。