寝かしつけに困ったら?赤ちゃんが安心して眠るためのヒント
赤ちゃんの寝かしつけ、本当に大変ですよね
初めての育児、毎日お疲れ様です。特に赤ちゃんの寝かしつけについては、多くの方が悩みを抱えているのではないでしょうか。抱っこしても降ろすと泣く、添い乳じゃないと寝ない、やっと寝たと思ったらすぐに起きてしまう...。どうしてうちの子は寝てくれないんだろう、何か間違っているのかなと不安になったり、寝不足で心も体も辛くなったりしますよね。
周りの赤ちゃんと比べてしまったり、寝かしつけに時間がかかることに焦りを感じたりすることもあるかもしれません。でも、どうぞご自身を責めないでください。赤ちゃんが寝る・寝ないには色々な要因が関わっていますし、成長とともに変化していくものです。そして、これはあなただけが経験していることではありません。たくさんの先輩ママや今まさに同じ時期を過ごしているママたちが、同じように悩んだり試行錯誤したりしているのです。
この時間を通して、少しでも心が軽くなり、明日へのヒントが見つかることを願っています。
どうしたら赤ちゃんは安心して眠れるのでしょう?
赤ちゃんが安心して眠りにつくためには、いくつかの要素が大切だと言われています。もちろん赤ちゃん一人ひとりに個性がありますから、ここに挙げることが全ての子に当てはまるわけではありません。あくまでも一般的な考え方として参考にしていただければ幸いです。
- 心地よい環境を整える: 寝室の温度や湿度、明るさは赤ちゃんにとって快適でしょうか。一般的には、温度は20〜22℃、湿度は50〜60%程度が目安とされ、寝る時は部屋を暗くすることが推奨されます。
- 安心感を与える: 赤ちゃんはママやパパの温もりや声、匂いを感じることで安心します。抱っこやトントン、優しい声かけなどが赤ちゃんにとっての安心材料になります。
- 入眠へのルーティンを作る: 毎日決まった時間に、決まった流れで眠りにつく準備をすることで、赤ちゃんは「もうすぐ寝る時間だ」と予測しやすくなります。例えば、お風呂→絵本→授乳・ミルク→寝かしつけ、のように短いもので構いません。このルーティンが安心感にもつながります。
こんな時どうする?具体的な寝かしつけのヒント
赤ちゃんがなかなか寝てくれない時に試せる、いくつかの方法があります。これも「これをすれば必ず寝る」という魔法のような方法ではなく、赤ちゃんとの相性がありますので、気軽に試してみてください。
- 抱っこでゆらゆら: 赤ちゃんが安心する定番の方法です。縦抱き、横抱きなど、赤ちゃんの落ち着く体勢を見つけてみましょう。ゆらゆらは、赤ちゃんがお腹の中にいた時の揺れを思い出し安心するとも言われています。
- トントンやさすり: 背中やおしりを一定のリズムで優しくトントンしたり、頭を撫でたりするのも効果的な場合があります。赤ちゃんの反応を見ながら、心地よさそうな方法を見つけてください。
- ホワイトノイズや音楽: 雨の音、波の音、テレビの砂嵐のようなホワイトノイズや、静かで穏やかな音楽が心地よいと感じる赤ちゃんもいます。アプリなどを活用するのも良いでしょう。
- おくるみ: 生後間もない赤ちゃんは、モロー反射で手足がビクついて起きてしまうことがあります。おくるみで優しく包んであげると、手足の動きが抑えられ安心感にもつながります。ただし、寝返りを始めたら使用を中止するなど、安全に配慮して使いましょう。
- 添い寝・添い乳: 安全に配慮した上で、添い寝や添い乳が赤ちゃんの安心につながり、寝かしつけがスムーズになる場合もあります。ただし、これはあくまでも「選択肢の一つ」であり、「こうしなければいけない」というものではありません。
完璧じゃなくても大丈夫。今日の頑張りを認めましょう
寝かしつけは、毎日頑張っていても、なかなかうまくいかないことも多いものです。思い通りにいかない時、つい自分を責めてしまったり、他の家庭と比べて落ち込んでしまったりすることがあるかもしれません。
でも、どうか忘れないでください。あなたは今、大切な命を育てるという、かけがえのない大仕事をしているのです。赤ちゃんが泣いている時も、寝てくれない時も、あなたは一生懸命赤ちゃんに向き合っています。そのこと自体が、何よりも尊い頑張りです。
時には、寝かしつけを諦めて、抱っこしたままソファーで休んでしまっても良いのです。パートナーや家族、頼れる人に助けを求めても良いのです。完璧な寝かしつけ方法を探すのではなく、「今日は少しでも眠れたらいいな」くらいの気持ちで、肩の力を抜いてみてください。
赤ちゃんが寝ないのは、あなたの愛情が足りないからでも、やり方が間違っているからでもありません。赤ちゃんも眠りにつく練習をしているのです。
まとめ
赤ちゃんの寝かしつけは、多くのママが通る道であり、悩み多きテーマです。ご紹介したヒントが、全ての方に当てはまるわけではありませんが、何か一つでも試せることや、気持ちを楽にするきっかけが見つかれば嬉しく思います。
あなたが赤ちゃんのために頑張っていること、私たちは知っています。一人で抱え込まず、休息をとることを自分に許可してあげてください。そして、たまには「今日は寝かしつけ、うまくいかなかったな。でも、〇〇はできたからOK!」と、小さな頑張りを認めてあげましょう。
どんな日も、あなたがあなたらしく、ポジティブに子育てを楽しめるヒントがここにありますように。