赤ちゃんの突然の発熱 新米ママのための落ち着いた対応ヒント
はじめての赤ちゃんの熱、不安でいっぱいになりますね
生まれたばかりの赤ちゃんとの暮らしは、驚きや喜びに満ちていますが、同時に小さな変化にも敏感になり、不安を感じやすいものかもしれません。特に、赤ちゃんの体がいつもより熱いと感じたとき、心臓がドキッとしてしまう新米ママは多くいらっしゃるのではないでしょうか。
どうすればいいのだろう、すぐに病院に行くべき? 家でできることは? そんな疑問や不安が次々と湧いてくることと思います。でも大丈夫です。この記事では、赤ちゃんの突然の発熱に落ち着いて対応するための基本的な知識と、新米ママの心が少しでも軽くなるようなヒントをお届けします。
赤ちゃんの「発熱」について知っておきたいこと
まず、「発熱」とは何度からを指すのでしょうか。一般的に、乳幼児の場合は直腸温で38℃以上、または脇の下の体温で37.5℃以上を目安とすることが多いです。ただし、赤ちゃんの体温は大人よりも高めだったり、授乳後や泣いた後などで一時的に上昇したりすることもあります。大切なのは、普段の平熱を知っておき、それと比べてどうか、そして体温計の数値だけでなく、赤ちゃんの機嫌や活力を合わせてみることです。
体温を測るときは、脇の下で測るタイプの体温計が一般的です。正しく測るためには、脇の中央に体温計の先端をしっかりと当て、腕で軽く押さえるようにしましょう。
熱があるとき、家庭でできること
赤ちゃんに熱があることがわかったら、まずは慌てずに、以下のことを試してみましょう。
- 衣服の調整: 熱がこもらないように、薄着にさせてあげましょう。厚着はかえって体温を上げてしまうことがあります。
- 水分補給: 母乳やミルク、または湯冷ましなどでこまめに水分を補ってあげることが大切です。脱水を防ぎましょう。
- 室温・湿度の管理: 部屋の温度は快適な状態(一般的に20~25℃程度)、湿度は50~60%を目安に保ちましょう。
- 無理に食べさせない: 離乳食が進んでいる場合でも、食欲がないときは無理に食べさせる必要はありません。水分補給を優先しましょう。
- 安静に: 活発に動くと体力を消耗します。できるだけ穏やかに過ごせるように環境を整えてあげましょう。
解熱剤の使用については、医師の指示なしに自己判断で行うことは避けてください。
病院を受診する目安は?
赤ちゃんの様子を見て、迷うことなく医療機関を受診した方が良い目安があります。特に、月齢が低い赤ちゃん(生後3ヶ月未満)の発熱は注意が必要です。
- 生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38℃以上の熱を出した場合: すぐに医療機関を受診してください。
- 発熱以外の症状がある場合:
- ぐったりして元気がない
- 機嫌が悪い状態が続く
- 母乳やミルクの飲みが著しく悪い
- 嘔吐や下痢を繰り返している
- 顔色が悪く、呼吸が苦しそう
- 呼びかけへの反応が鈍い
- 熱が続いている場合: 発熱から24時間以上経過しても熱が下がらない、または悪化している場合。
迷ったり判断に困ったりしたときは、かかりつけの小児科や地域の救急相談窓口などに電話で相談してみるのも良い方法です。状況を詳しく伝えれば、専門家が必要なアドバイスをしてくれます。
病院に行くときの準備
もし医療機関を受診することになったら、以下の情報をまとめておくと、診察がスムーズに進みます。
- いつから熱があるか
- 何度くらい熱が出ているか(体温を測った時間と数値)
- 熱以外の症状(咳、鼻水、嘔吐、下痢、発疹など)
- 機嫌や活力の様子(ぐったりしている、遊んでいる、泣き止まないなど)
- 母乳やミルクの飲み具合
- おしっこやうんちの回数・様子
- 他に気になること
- かかりつけ医がある場合は診察券
- 保険証、乳児医療証
- お薬手帳(服用している薬があれば)
これらの情報を伝えることで、医師は赤ちゃんの状態をより正確に把握しやすくなります。
不安な気持ちは当たり前。一人で抱え込まないで
赤ちゃんの体調がいつもと違うとき、特に熱が出たときは、どんな新米ママでも心配になります。不安で検索ばかりしてしまったり、どうすればいいか分からなくなったりすることも当然のことです。
育児に「完璧な正解」はありません。そして、頑張りすぎなくても大丈夫です。赤ちゃんの看病は、ママ自身の心と体の負担も大きくなります。可能であれば、パートナーや家族、地域のサポートを利用したり、子育て経験のある友人に話を聞いてもらったりするなど、一人で抱え込まずに周囲に助けを求めることも大切です。
まとめ
赤ちゃんの突然の発熱は、新米ママにとって大きな不安材料の一つです。しかし、基本的な知識を持ち、落ち着いて赤ちゃんの様子を観察することで、適切に対応することができます。
熱が出たときは、まず体温を測り、赤ちゃんの機嫌や活力を確認しましょう。家庭でできるケアを行いながら、受診の目安に当てはまる場合は迷わず医療機関を受診してください。
最も大切なのは、ママが一人で悩みを抱え込まないことです。あなたの周りには、きっとあなたを支えてくれる人がいます。この記事が、赤ちゃんの看病という大変な状況にある新米ママの心に、少しでも安心と落ち着きをもたらすことができれば幸いです。
どんなときも、頑張っているあなたと赤ちゃんを応援しています。