育児をもっとパートナーと 新米ママのための具体的な分担と協力ヒント
一人で頑張っていませんか? パートナーと育児を分かち合う大切さ
新しい命を迎えて、慣れない育児に日々奮闘されていることと思います。赤ちゃんのお世話は本当に休みがなく、気づけば全てのことを一人で抱え込んでしまっている、そんな状況になっていませんか。
パートナーの方も、きっと「何かできることはないか」「力になりたい」と考えているかもしれません。でも、具体的に何をしたら良いのか分からなかったり、どう声をかけたら良いのか迷っていたりすることもあります。
育児は一人で抱え込むものではありません。パートナーと二人三脚で協力することで、物理的な負担が減るだけでなく、精神的な安心感も増し、家族としての絆も深まります。この記事では、新米ママさんがパートナーと育児を具体的に分担し、協力していくためのヒントをご紹介します。
パートナーに育児を頼むのが難しいと感じる時
「夫に頼みたいけれど、どう伝えたらいいか分からない」 「頼んでみたけどうまくいかなくて、結局自分でやった方が早い」 「仕事で疲れているだろうから、これ以上負担をかけたくない」
このような気持ちから、パートナーに育児や家事を頼むことをためらってしまう新米ママさんは少なくありません。完璧にこなさなくても大丈夫、という気持ちで、少しずつパートナーに「任せる」ことを試してみましょう。
具体的にどう頼む? パートナーと育児を分担・協力するためのヒント
1. 「手伝って」ではなく具体的に伝える
「手伝ってほしいことがあるんだけど」という漠然としたお願いよりも、「オムツ替えをお願いしたいな」「赤ちゃんが寝ている間に、夕食の準備を少し手伝ってくれると助かるな」のように、具体的に「何を」「いつ」「どうしてほしいか」を伝えることが大切です。具体的な行動が分かれば、パートナーも動きやすくなります。
2. お願いではなく「相談」や「一緒に考えよう」のスタンスで
一方的に指示するのではなく、「この家事(育児)のことなんだけど、一緒に分担できないかな?」「どうしたらお互いの負担が減るか、少し話し合ってみない?」といったように、一緒に解決策を考える相談という形で持ちかけると、協力体制を築きやすくなります。
3. パートナーができる「育児・家事リスト」を作ってみる
パートナーが「何をしたら良いか分からない」状態であれば、一緒に具体的なリストを作ってみましょう。 例えば、
- おむつ替え
- げっぷ出し
- 抱っこでの寝かしつけ
- ミルク作り・授乳のサポート(哺乳瓶を洗う、持ってくるなど)
- 沐浴の準備や後片付け
- 買い物(ミルクやおむつなど)
- 赤ちゃんとのお散歩や遊びの時間
- ママが休む時間(少しの間赤ちゃんを見ていてもらう)
- 簡単な食事の準備や片付け
- 洗濯物を取り込む・畳む
など、パートナーができそうなことをリストアップし、まずは簡単なことから任せてみるのがおすすめです。
4. 小さなことでも「ありがとう」を伝える
パートナーが育児や家事をしてくれた時は、その結果が完璧でなくても、「ありがとう」「助かるよ」と感謝の気持ちを伝えましょう。感謝の言葉は、次も頑張ろうというモチベーションにつながります。完璧を求めすぎず、やってくれたことそのものを承認することが大切です。
5. 「パパタイム」を意識的に作る
パートナーと赤ちゃんだけで過ごす時間を作るのも良い方法です。お散歩に行ってもらう、二人だけで遊ぶ時間を持ってもらうなど。「パパと赤ちゃんだけの時間」を作ることで、パートナーは赤ちゃんとの関わりに自信を持ちやすくなり、赤ちゃんもパパに慣れていきます。その間にママは少し心身を休めることができます。
6. 定期的に夫婦で話し合う時間を持つ
育児の状況や自分たちの体調、気持ちは日々変化します。週に一度など、短い時間でも良いので、育児や家事の分担について話し合う時間を持つことをおすすめします。うまくいっていること、困っていること、これからどうしていきたいかなどを共有することで、夫婦の連携がよりスムーズになります。
完璧でなくても大丈夫、二人で乗り越えていく過程を大切に
最初はうまくいかないことや、思った通りにならないこともあるかもしれません。でも、それは当たり前のことです。初めての育児は、ママにとってもパパにとっても初めての経験なのですから。
大切なのは、完璧な育児や家事分担を目指すことよりも、お互いを思いやり、感謝しながら、二人で協力して乗り越えていこうとする気持ちです。
パートナーと育児を分かち合うことは、大変さを分かち合うだけでなく、喜びや感動も分かち合うことにつながります。そして、それはきっと、家族にとってかけがえのない経験になるでしょう。
一人で抱え込まず、少しずつ、パートナーの方と一緒に育児を進めていってください。応援しています。