「昼夜逆転?」生まれたばかりの赤ちゃんの生活リズム 新米ママのための心穏やかヒント
生まれたばかりの赤ちゃんの生活リズム、これで大丈夫?
赤ちゃんとの暮らしが始まり、毎日が慌ただしく過ぎていく中で、「うちの子、これで生活リズムは整っているのかな?」と心配になることはありませんか。特に、生まれたばかりの赤ちゃんは、大人とは違う独特のサイクルで過ごしています。昼間も夜も関係なく寝たり起きたり、授乳やおむつ交換があったり...。「もしかして昼夜逆転しているのかも?」と不安を感じる新米ママもいらっしゃるかもしれません。
完璧なリズムを最初から目指す必要はありません。赤ちゃんには赤ちゃんのペースがあります。この記事では、生まれたばかりの赤ちゃんの「リズム」について、そして新米ママが心穏やかに過ごすための無理しないヒントをご紹介します。
生まれたばかりの赤ちゃんの「リズム」とは
私たち大人は、朝起きて夜眠るという規則正しい生活リズムを持っています。これは、体内時計が機能しているからです。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは、まだこの体内時計が十分に発達していません。そのため、
- 眠る・起きる・飲む・泣く のサイクルを繰り返します。
- 睡眠時間も細切れで、昼夜の区別なく過ごします。
- 一度にまとまって眠る時間は短く、頻繁に目を覚まします。
これは、赤ちゃんにとってごく自然な状態です。「規則正しいリズム」を意識するよりも、まずは「赤ちゃんが心地よく過ごせること」を大切に考えることから始めましょう。
無理なくできる生活リズムづくりのヒント
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ体内時計が未熟ですが、少しずつ外部からの刺激で昼夜の区別を学んでいきます。ママやパパができるサポートは、完璧なリズムを作るためではなく、赤ちゃんが少しずつ昼夜の区別を意識できるように、環境を整えることです。
無理なく取り入れられるヒントをいくつかご紹介します。
- 昼間は明るく、夜は暗く静かに
- 日中はカーテンを開けて自然光を取り入れ、活動的な雰囲気の中で過ごしましょう。テレビの音なども多少は気にしすぎなくて大丈夫です。
- 夜間は照明を最小限にし、声かけも静かに、おむつ交換なども手早く済ませるように心がけましょう。眠る場所も、寝室など落ち着いた環境が良いでしょう。
- 朝になったら声かけを
- 赤ちゃんが朝目を覚ましたら、「おはよう!」と優しく声をかけたり、カーテンを開けたりして、朝の始まりを意識させてあげましょう。
- お世話のルーティンを意識する
- 起きたらまずおむつ交換、その次に授乳(ミルク)など、お世話の順番を少し意識してみましょう。毎日繰り返すことで、赤ちゃんも次に何があるかを少しずつ予測できるようになります。
- 短い時間でも外の空気に触れる
- 体調が良い日は、抱っこ紐やベビーカーで短い時間でもお散歩に出かけたり、ベランダで外の空気に触れたりするのも良いでしょう。日光を浴びることは、体内時計の発達に良いと言われています。
- 入浴時間を固定する
- 毎日同じ時間帯に入浴するのも、生活にメリハリをつける一つの方法です。ただし、湯冷めしないように、家族の協力が得られる時間帯を選びましょう。
これらのヒントは、「こうしなければならない」というものではありません。赤ちゃんの様子を見ながら、ご自身のペースで、できることから試してみてください。
「昼夜逆転」を感じて不安になったら
「うちの子、昼間は寝てばかりなのに、夜になると起きている時間が長くて泣くことも多い...」と感じることは、新米ママにとって大きな悩みの一つです。これは多くの赤ちゃんに見られることで、決してママの育て方が悪いわけではありません。
もし昼夜逆転を感じたら、以下のことを少し意識してみてください。
- 昼間に少し起こしてみる
- 赤ちゃんが眠っていても、授乳の時間になったら優しく起こしてみましょう。起こす際には、声をかけたり、手足を優しく動かしたりしてみてください。完全に起こせなくても、少しでも覚醒させる機会を作ることで、昼間の活動時間を増やせる可能性があります。
- 機嫌が良い時には、おもちゃを見せたり、歌を歌ったりして、短い時間でも一緒に遊んでみましょう。
- 夜は寝るための環境を徹底する
- 夜間の授乳やおむつ交換は、必要最低限の明かりで行い、赤ちゃんに話しかけるのも最小限にしましょう。終わったらすぐに寝かせることで、「夜は寝る時間」というメッセージを伝えます。
- ママ自身も夜はしっかり休む
- 赤ちゃんが寝ている夜間に、家事をしたりスマホを見たりしたくなる気持ちも分かりますが、ここは思い切ってママも一緒に休みましょう。パパや家族に協力をお願いできるなら、夜間の授乳を分担するなどの工夫も有効です。
すぐに劇的な変化がなくても大丈夫です。焦らず、根気強く向き合っていくことが大切です。
頑張りすぎなくて大丈夫
赤ちゃんの生活リズム作りは、赤ちゃん自身が成長とともに整えていく部分が大きいです。ご紹介したヒントはあくまでサポートであり、「こうあるべき」というものではありません。
- リズムが崩れる日があっても大丈夫。 体調や気分によって、赤ちゃんのリズムは変わります。計画通りにいかなくても、自分を責めないでください。
- 他の子と比べないで。 赤ちゃんの成長ペースは一人ひとり違います。SNSなどで他の赤ちゃんの様子を見て落ち込む必要はありません。あなたの赤ちゃんには、その子なりの素晴らしいペースがあります。
- ママ自身の休息が一番大切。 寝不足や疲れは、育児を辛く感じさせてしまいます。赤ちゃんが寝ている間にママも休む、パパや家族に頼る、地域のサービスを利用するなど、積極的に自分を労わってください。
完璧な生活リズムよりも、ママと赤ちゃんが一緒に心地よく過ごせる時間が増えることが、何よりも大切です。
最後に
生まれたばかりの赤ちゃんの育児は、予測できないことの連続で大変なことも多いですね。生活リズムについても、最初は戸惑うことばかりかもしれません。
でも、大丈夫です。赤ちゃんは日々成長し、少しずつ昼夜の区別を学んでいきます。ママが焦らず、赤ちゃんのペースに寄り添いながら、できる範囲で環境を整えてあげること。そして、ママ自身の心と体を大切にすること。それが、親子にとって一番の「心穏やかヒント」になるはずです。
一人で抱え込まず、頼れる人やサービスを見つけながら、あなたらしいペースで子育てを楽しんでくださいね。応援しています。